

医師紹介
初めまして。医師の吉積一樹です。

経歴
2015年 兵庫医科大学 卒業
2015年 兵庫医科大学病院 初期臨床研修医
2017年 兵庫医科大学病院 脳神経内科
2019年 兵庫医科大学大学院医学研究科 神経内科学
2026年 はくとホームケアクリニック 常勤医
資格
医学博士(兵庫医科大学)
日本内科学会 認定内科医
日本神経学会 神経内科専門医
日本認知症学会 認知症専門医
01
地域医療/在宅診療で働くきっかけ
私は兵庫県丹波市氷上町の出身で、薬剤師の母や医師である叔父の影響を受けて医師を目指しました。地元の兵庫医科大学を卒業し、研修も同じ大学病院で行いました。その中で、問診と神経診察から診断を絞り込んでいく脳神経内科に面白さを感じ、この道に進みました。
その頃は、このままずっと大学などの病院で働いていくのだろうと思っていたのですが、叔父が体調を崩したことをきっかけに、叔父のクリニックを手伝うようになりました。そこでは、通院が難しい方や、ご高齢でいくつもの病気を抱えてたくさんの病院に通われている方、在宅診療を受けている方を診る機会が増えました。脳神経内科の診療が中心だった自分には難しいと感じる場面も多く、そうした方を数多く診ている在宅診療の現場で経験を積みたいと考えるようになりました。
02
地域医療/在宅診療で働いてみて
病院では脳神経内科医として、医療ソーシャルワーカーと連携し、ご家族の状況や認知機能なども考えながら「この方は自宅」「この方は施設」「この方は転院」と退院先を決めてきました。ただ、退院後に患者さんが実際にどのように暮らしているのかを、自分の目で見る機会はありませんでした。
訪問診療を始めてみると、病院にいた頃の自分なら「自宅は難しい」と考えていたような方でも、ケアマネジャーや訪問介護、訪問看護、そして訪問診療のサポートを受けながら、自宅で自分らしく過ごされていました。そうした方を何人も診させていただくうちに、以前担当した患者さんの中にも、もっと自宅に帰れた方がいたのかもしれないと考えるようになりました。もう少し早くこの現場を経験していれば違ったのかな、と思うこともあります。今は、ご本人やご家族が家で過ごしたいと望まれるのであれば、どうすればそれができるかを一緒に考えるようにしています。
03
地域医療/在宅診療のこれから
日本の医療は今、転換期にあります。急性期病院、慢性期病院、クリニック・在宅と役割分担が進められていく中で、在宅医療ではより病状の重い方を診る機会が増えていくと考えています。そうなると在宅診療医に求められるのは、訪問看護師やケアマネジャーなどと適切に連携し、病状の変化に早めに気づくことだと思います。そのうえで、このまま自宅で診ていけるのか、入院が必要なのかを判断していく必要があります。
また、在宅医療を受けている方には、認知症やパーキンソン病、脳卒中の後遺症など、脳や神経の病気を持つ方も多くいらっしゃいます。こうした方の診療では、これまでの脳神経内科・認知症診療の経験を生かせると感じています。ご本人だけでなく、介護をされているご家族の相談にも乗れる医師でいたいと思います。
私は将来的に地元の丹波市に戻るつもりです。在宅医療が進んでいる豊中に比べると医療を受けられる環境が限られていて、自宅で過ごしたくても施設に入所される方がとても多い印象です。時間はかかると思いますが、ここで学んだことを生かして、地元でも自宅で過ごせる方を増やしていけたらと考えています。

