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褥瘡ケア

褥瘡とは

 

褥瘡(じょくそう)とは、長時間同じ姿勢でいることで、体の一部の血流が悪くなり、皮膚やその下の組織が傷んでできる「床ずれ」のことです。

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褥瘡はなんで出来るの?

一定の個所に持続的に圧力がかかると褥瘡が出来ます。寝たきりの人や、やせていて骨が出ている人、骨に変形があり一部分にずっと圧力がかかっている人、車いす生活をして長時間座っている人はその当たっている部分の血流が悪くなり組織が傷んでしまい褥瘡が出来ます。

栄養状態が悪く、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人も褥瘡になりやすいです。

褥瘡になりやすい状態や疾患

褥瘡になりやすいため注意しなければならない状態・疾患として、高齢者、寝たきり、やせている人、うっ血性心不全、骨盤骨折、脊髄損傷、糖尿病、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患があります。

通常、一定時間を超えて一部分に圧力やずれが生じていると痛みを感じ防御することが出来ますが、高齢者や痛みを感じない、感覚がない場合はその防御反応を感じることが出来ず褥瘡が発生し、さらには痛くないため悪化してしまいます。

褥瘡発生しないためのポイント

褥瘡が発生してしまった後の対応・治療

共通の補助ケア(すべてのステージで重要)

  • 体位変換と除圧:2時間ごとを基本とし、出血や疼痛がある部位は特に注意

  • 栄養管理:低栄養状態では治癒が遅れるため、医師や栄養士と連携

  • 感染管理:発赤・熱感・悪臭などの兆候があれば迅速に対応

  • 家族・介護者への教育:ケアの継続性を保つために説明と指導が必

在宅診療での褥瘡ケア

 

 

在宅診療における褥瘡(じょくそう/床ずれ)ケアは、医師・訪問看護師・介護職・家族の協力など、多職種の連携のもとで継続的かつ実践的なケアを行います。褥瘡発生前から適宜予防ケアを行い、発生してしまってもそれ以上悪化することが無いよう介入するスタッフと共にご家族、ご本人様の協力のもと継続的なケアを行います。元々大きな褥瘡がある場合の方でも、改善していけるよう医師、訪問看護師、ヘルパー、栄養士が連携してケアを継続していくことが出来ます。

当院では在宅連携アプリの「ざいる」を用いてリアルタイムに褥瘡の状況を医療・介護職と共有し合い、その時々に必要なケアを行えるよう努めています。

​はくとホームケアクリニック​
クリニックの概要
診療時間
​〒561-0817 | 大阪府豊中市浜1-25-32 ハイツノア107
06-6336-2477
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